先日、神奈川県のとある市の教育委員会にお招きいただき
通級指導部の先生がたにHSCちゃんについての講演をさせていただきました。
66名もの先生がたから便箋にびっしりとご感想をいただきました。
先生方がどんなに熱心にご指導くださっているか
心を込めて現場でサポートしてくださっているかが伝わるご感想ばかりでした。
なかなか先生の思いやお考えを知る機会はありませんが
この真摯なお仕事ぶりをわたしたちは知るべきだと思い、
ほんの一部をご紹介させていただきます。
66名の先生方、熱心に耳を傾けてくださり、ありがとうございました。
HSCの特性について、大変勉強になりました。
学級の中で実はHSCである児童は多いのではないかと思いました。
学校生活の中で上手く順応できず不適応を起こすこともあり、そのために支援が必要なこと、
教員が心得、配慮をしてあげられるようにしたいです。
HSCは特性であって治すべき疾病ではない、それをリフレーミングし、強みとしていけるとよい、ということがわかり、相手に寄り添い、共感的に応答していくようにしたいと思いました。
私のHSCに対する認識もずれていたことが分かりました。(HSC)よく耳にするようになったことですがほとんどわかっていなかったことを痛感しました。
今日うかがったことは、HSCの保護者、子どもだけでなくすべての保護者、子どもにあてはまる対応だと思います。
「神経土台を育むこと、共感すること、心理的安全性を高めることを大切にする」教員になれるよう職場で情報発信したいと思います。
1日教室で過ごすことが出来ない子どもたちのとって、ダウンタイムがとても大切な時間であることを学びました。別室での時間を安心出来る時間になるよう努めていきたいと思います。
「困った時に助けてくれた、共感してくれた」と少しでも思ってもらえる存在になれるように頑張っていきます。
私の周りにはHSP/ HSCかもしれないなと思う方がいます。
そういう方に「考え過ぎだよ」と声をかけてしまっていたかもしれません。
”考えたくなくても考えてしまう体質”ということが新たな発見でした。
神経を落ち着かせるエクササイズは少しだけでも本当に落ち着いたので今後も意識して行っていきたいと思います。
”神経土台”をしっかり構築すること、保護者支援の中でも意識していきたいと思います。
交感神経で頑張りすぎちゃった子にとってダウンタイムがとても必要なことがわかりました。
人生の初期に共感的に接してくれた大人がいる。
→ 適切な時期に適切な対応が必要なのだと思いました。
チャレンジできて打たれ強い子になる
→失敗しても許される、そうでなかったら挑戦するのが恐いという気持ちになることは当たり前だなぁと思いました。
腹側迷走神経についてわかっていることも詳しく教えていただき、体と心は密接につながっていると感じました。
HSCであり、毎日の生活に困難さを感じている子どもたちやその保護者の苦しさに寄り添うことができたらいいなと感じました。
HSP.HSCという概念が広がることで救われる子ども達、保護者の方々が増えると思います。
一番印象に残ったのは「心理的安全性を育むこと」です。自律神経と深いつながりがあるからこそ、心の安定が重要であると知り、HSCの子たちだけでなくあらゆる子達に対しても、これは重要なのではと感じました。
個々の感じ方を尊重していけたらと思います。(通級が)自分を出せる場の一つとなれたらいいなと思いました。
「あせらなくていいんだよ」という言葉をかけてあげたいと思いました。
HSC/HSPのひとが特性の強みを活かし、社会的にも理解を得られたならば、職業的にもその力を活かせると思います。
環境調整が大切…ということが心に残っています。通級に通ってきているお子さんにも一番大切なことだと想いっていますが、簡単なようで一番難しいことなのだと感じています。
環境調整ができてこそ、支援が活きていくので学校と共通理解を図り、支援をしていきたいと思います。
心理的安全性に向けて、ミラーリングを用いた関わりかたをもとに「困ったとき」に寄り添うことは普段の指導の中でも、心掛けていくことが大切だと感じました。
発達障害との違いに関して
子どもの育ちに関しての長期目線のこと、市のサポート年齢の限界問題のこと
ひとり親さんのご家庭の支援の仕方についてなど、さまざまな発議がありました。
HSCは発達障害と分類の違いこそありますが
子どもの内面を熱心に見守っていくという現場の姿勢に感銘を受けました。
先生方、いつもありがとうございます。
2022年初夏
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